ある数学の教授がいた。彼は家に帰る途中に1枚のコインを拾った。
片面には三角形の模様、もう片面には星の模様が彫ってあった。
教授は確率について研究をしていたので、
このコインの「裏」の出る確率をしらべようとした。
しかし、教授はどっちが「裏」かわからない。
翌日、教授はいろんな人にこのコインのことを尋ねてみた。
しかし、皆見たことすらないという。
その日から、教授は常にコインを持ち歩き
人に会えば、その度コインについて訊いていた。
暇があればコインを投げて、出た面をチェックしていった。
それからどれくらいの月日が経っただろうか、
どれくらい教授はコインを投げただろうか、
ついに「三角」の出る確率と「星」の出る確率が割りだされた。
三角…25% 星…75%
信頼できる確率である。
しかし、教授は「裏」の出る確率が知りたかった。
結局どちらが「裏」かわからないまま
教授は死んだ
* ヒントとネタバレは黒色で書いています。文字列をドラッグして読んで下さい * |
■ヒント 「触れてはいけない物質」 |
■ネタバレ ・星の模様の面が放射性物質だった。「裏」がウランとかかっている。 三角は警告を表すマーク。星は放射線のマーク、と考えられる。 |